IoTでゴミの収集作業を効率化する、表参道でスマートゴミ箱の実証実験を開始
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2017年05月24日
一般社団法人エネルギー情報センター

5月18日、ITソリューションプロバイダのNSWと分別回収コンサルタントのアートファクトリー玄は、スマートゴミ箱「BigBelly Solar」を表参道の歩道2か所に設置し、実証実験を開始すると発表しました。IoT技術を活用することで、収集作業を効率化しコスト削減を実現します。
太陽光とIOTで環境配慮のスマートゴミ箱、表参道の歩道2か所に設置
近年、ITやネットワークを都市機能に適用することで、都市の運用効率を高めるスマートシティへの注目が高まっています。経済・環境・社会サービスなどの向上が期待でき、環境・エネルギー、医療・健康、交通システム、インフラなど広範な分野の取り組みが進められています。
スマートシティを実現するための機能は多岐にわたりますが、その一環としてごみ収集作業の効率化が挙げられます(図1)。一般廃棄物実態調査によると、平成27年度の廃棄物処理事業にかかる歳出は1.9兆円程度であり、国民一人当たり年間で1万5000円を負担していることとなります。この内、収集運搬費は6000億円ほどですが、その一部を効率化する実証実験をNSWとアートファクトリー玄は開始しました。

図1 スマートシティのイメージ図 出典:独立行政法人情報処理推進機構
今回の実証実験では、IoT技術を活用したスマートゴミ箱である「BigBelly Solar」を表参道の歩道2か所に設置します(図2)。「BigBelly Solar」はごみを自動的に圧縮する機能を持っており、太陽光発電により通信機能を稼働させるため、CO2を排出しません。IoT技術を活用し、携帯電話網を通じてゴミの蓄積状況をリアルタイムで発信することにより、収集頻度や人員配置、ゴミ箱配置の最適化など、収集作業を効率化しコスト削減を実現します。
今回の実証実験は、NSWとアートファクトリー玄が「BigBelly Solar」を商店街振興組合原宿表参道欅会へ提供する形で進められます。ゴミ箱内部のセンサーデータの収集・蓄積と、ゴミ圧縮機能による収集業務の最適化、そして太陽光発電による連続稼働などの検証が行われます。

図2 表参道に設置された「BigBelly Solar」 出典:NSW
スマートゴミ箱の導入事例、年間コストを7割削減
今回の実証実験でも利用された「BigBelly Solar」は、米BigBelly Solar社が開発したスマートゴミ箱ソリューションです。内部の蓄積状況を知らせる機能を持つ「SmartBelly」と、ごみを自動的に圧縮する機能を持つ「BigBelly」の2タイプがあります。国内初のスマートゴミ箱を販売開始したのはNSWであり、米BigBelly Solar社との独占的販売代理店契約により2014年より実現しています。
スマートゴミ箱活用の事例として、例えば東海大学では高輪キャンパスにおいて、「BigBelly Solar」が試験的に導入され、2016年1月21日から使用を開始しています。アメリカやヨーロッパの多くの大学ですでに導入されていますが、日本では東海大学が初めてです。
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一般社団法人エネルギー情報センター
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