保守管理を重視する改正FITに向け、ドローンによる太陽光パネル検査サービス開始
| 政策/動向 | 再エネ | IT | モビリティ | 技術/サービス | 金融 |
2016年10月03日
一般社団法人エネルギー情報センター

エナジー・ソリューションズ株式会社(東京都千代田区)は、ドローンを活用したIR(赤外線) 検査サービス「ドローンアイ」を 9 月 12 日より提供開始しました。2MW ソーラーの検査が15 分程度で可能であり、従来のソーラーモジュールIR検査と比較し約3分の1のコストに抑えられるといいます。
ドローンとIOT技術を活用した太陽光保守サービス
2016年5月に可決された「改正FIT法」において、太陽光発電所における保守管理(O&M)を重視する内容が盛り込まれ、モジュールのIR検査は重要な検査の一つとなります。しかし、大規模な太陽光発電システムでは全数モジュールのIR検査を行うには、検査コストが高くつきます。そのため、検査結果報告・対策までに時間がかかることから、これまではほとんど実施されていないことが実情でした。
そうした課題を解決するため、エナジー・ソリューションズは最新のIOT技術を活用したメガソーラーの全数モジュールIR(赤外線)検査サービス「ドローンアイ」の提供を開始しました(図1)。検査時間の面では、短時間の実施が可能となり、2MWソーラーパネルのIR検査を15分程度で完了するといいます。また、費用面に関しても、従来のソーラーモジュールIR検査と比較して約1/3のコストに抑えられるとしています。
また、セキュリティ面にも注力し、サイバートラスト株式会社提供の「セキュア IOT プラットフォーム」の採用で安全なIT環境を実現しています。

図1 ドローンアイシステムの構成 出典:エナジー・ソリューションズ
検査結果報告書はクラウドで自動作成・保存が可能
IR検査結果の報告書はクラウドセンターで自動作成されるので、いつでも履歴を確認することができます。また、登録したメールアドレスに報告書を送信する機能も備わっています。
また、エナジー・ソリューションズが開発した「IR 解析ツール」により、現場で即座に内容を確認し対策を検討することも可能です。
そのほか、株式会社エンルート製のドローンと自動航行設定による安全な飛行を実現しています(図2)。

図2 ドローンアイの特性 出典:エナジー・ソリューションズ
4つの異常を検知可能
この続きを読むには会員登録(無料)が必要です。
無料会員になると閲覧することができる情報はこちらです
執筆者情報

一般社団法人エネルギー情報センター
EICは、①エネルギーに関する正しい情報を客観的にわかりやすく広くつたえること②ICTとエネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること、に関わる活動を通じて、安定したエネルギーの供給の一助になることを目的として設立された新電力ネットの運営団体。
| 企業・団体名 | 一般社団法人エネルギー情報センター |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区新宿2丁目9−22 多摩川新宿ビル3F |
| 電話番号 | 03-6411-0859 |
| 会社HP | http://eic-jp.org/ |
| サービス・メディア等 | https://www.facebook.com/eicjp
https://twitter.com/EICNET |
関連する記事はこちら
一般社団法人エネルギー情報センター
2021年10月07日
進む、自治体のゼロカーボンシティ宣言。北欧や、吹田市「再エネ100%タウン」など、先進的な取り組みに続けるか。
2050年までのカーボンニュートラル、脱炭素実現に向けて、連日各自治体により「ゼロカーボンシティ」宣言が報道されています。この動きを宣言、表明だけでとどめず、具体的な取り組みにしてくためにはどういたら良いのでしょうか。今回は、先進的な4つの国内外の事例をご紹介していきます。
一般社団法人エネルギー情報センター
2021年06月07日
気候変動サミットで打ち出された13年度比46%減の目標。日本はどう実現していくのか
アメリカのバイデン大統領が主催した気候変動サミットが4月22日から23日までオンラインにて開催されました。主要排出国の中国やインド・ロシアも含め、40の国と地域の首脳が参加しました。また、日本の菅首相が削減目標をこれまでの26%から46%に引き上げたことが注目されました。そこで今回は、各国の現状や削減目標、主な取り組みを見ていった後に、目標の実現に向けて、日本ではどのような取り組みがされ、どのような課題があるのかを考えていきたいと思います。
一般社団法人エネルギー情報センター
2021年04月11日
次世代エネルギーの目玉である水素と国内各社の最新の取り組みについて
CO2排出実質ゼロ、枯渇性化石燃料に頼らない脱炭素社会の実現を目指して世界が激しく動く中、次世代エネルギーの主役候補として脚光を浴びている水素。なぜ水素が注目されているのか、普及に向けた課題や、国内の最新の取り組みについてお伝えしていきます。
一般社団法人エネルギー情報センター
2020年06月24日
電気は需要と供給のバランスが重要となります。電力会社がバランスを常に保てるよう努めていますが、電力需要の減少で再生可能エネルギーの供給超過となり、出力制御の実施が増えています。
一般社団法人エネルギー情報センター
2019年10月28日
台風15号による停電、約80%が太陽光発電の自立運転機能を活用、JPEA調査
太陽光発電協会(JPEA)は、台風15号によって発生した大規模停電に際し、停電の規模が大きかった千葉県において「太陽光発電の自立運転機能」の活用についてのヒアリング調査を実施、10月17日に結果を発表しました。同調査のヒアリング対象は、JPEAの会員会社を通じて太陽光発電設備を設置している486件であり、調査期間は2019年9月20日(金)~10月10日(木)となります。



















