月に4700円以上(目安)でお得なENEOSでんき、セット割引やポイント付加も
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2016年02月15日
一般社団法人エネルギー情報センター

電力自由化に向け、石油元売りの最大手JXエネルギーが一般家庭向けの料金プランを発表しました。このコラムでは、JXエネルギーが販売する電力の概観を見ていきたいと思います。
石油業界の最大手、ENEOSが電力小売りに参入
JXエネルギーは電力の自由化に向け、電力の使用量が180Kwh以上(目安として月に4700円)の家庭で東京電力よりも割安になる料金プラン「ENEOSでんき」を公表しました。電力の契約者は割安な電気を購入できるだけではなく、下記4点のメリットを享受できます。
- ガソリン・灯油・軽油が割引
- 長期契約割引
- ポイント付加(クレジットカード)
- ポイント付加(Tポイント)
ガソリン・灯油・軽油の割引
ガソリン、灯油、軽油が、合算で最大150ℓ/月まで1円/リットル安くなります。従来のENEOSカードによる割引と併用することが可能となります。
出典:JXエネルギー
長期契約割引
2年間の利用をあらかじめ約束した需要家を対象に、毎月の電気料金を割引く制度があります。目安として、0.30円/kWhの割引が適用された場合、例えば東京電力の従量電灯B/Cプランで5000円(190kWh)利用している需要家は、毎月57円の割引となります。途中で解約する場合は、1契約につき1080円の違約金が発生します。
出典:JXエネルギー
ポイント付加(クレジットカード)
2016年2月15日現在、下記6点のクレジットカードでポイント付与のサービスを受けることができます
ANAカード(マイル付与)
クレジットカード会社のポイント移行とは別に、さらにANAカードでのお支払い200円(税込)=1マイルを自動で積算します。クレジットカード会社のポイントをマイルへ移行することも可能です。
ビューカード(ポイント2倍)
通常1,000円(税込)につき2ポイントが4ポイントになります。
ティーエスキュービックカード(ポイント1.5倍)
通常1,000円(税込)につき10ポイントが15ポイントになります。
レクサスカード(ポイント1.5倍)
通常1,000円(税込)につき10ポイントが15ポイントになります。
エポスカード(ポイント2倍)
通常200円(税込)につき1ポイントが2ポイント
エムアイカード(ポイント2倍)
通常200円(税込)につき1ポイントが、100円(税込)につき1ポイントになります。
ポイント付加(Tポイント)
「ENEOSでんき」の支払い200円(税抜)につき1ポイント貯めることができます。
高価格帯でお得な料金設定
基本料金については、東京電力の従量電灯B/Cプランと同じ設定であり、支払金額に差は生まれない設定となっております。(図1)
図1:基本料金の設定金額 出典:JXエネルギー
従量部分の料金については、基本料金と異なり、金額に差が発生します。120kWhまでの使用量が少ない価格帯では、東京電力の方が1.33円/kWh安いため、だいたい180kWh(約4700円)までの需要家は東京電力がお得です。
一方で、180kWh以上の場合はENEOS電気がお得となっており、300kWhの場合には約310円、400kWhでは730円ほど安くなります。電気を使えば使うほど、その差は広がっていき、大口の需要家を取り込みたい姿勢が伺えます。加えて、上記のポイント付与サービス等もありますので、電気料金を引き下げ、かつポイント等で追加の経済メリットを打ち出すことが可能です。
しかし、東京電力には夜お得なプランなど、多様なプランが提供されているため、ライフスタイルによっては東京電力の方がお得になるケースもあります。
出典:東京電力とJXエネルギーより作成
供給エリア・電源構成
供給エリア
2016年4月時点では、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部(富士川以東)に在住の需要家が対象となります。まずは電力需要の大きい関東圏をターゲットとし、社会状勢を考慮したエリア拡大を展開していくと想定されます。電源構成で見ると、バイオマスの割合の高さが特徴的であり、全体の11%となっています。
出典:JXエネルギー
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執筆者情報

一般社団法人エネルギー情報センター
EICは、①エネルギーに関する正しい情報を客観的にわかりやすく広くつたえること②ICTとエネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること、に関わる活動を通じて、安定したエネルギーの供給の一助になることを目的として設立された新電力ネットの運営団体。
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